介護最新情報
介護離職防止を支援する「Work&Care研究会」立ち上げ
年間10万人が、家族等の介護・看護で離職せざるをえない状況に追い込まれています。企業にとっても、貴重な人材が現場を離れることは大きな痛手です。
こうした介護離職に対するニーズ解決に力を入れているのが、株式会社ベネッセシニアサポートです。同社では、今年4月より法人向けサービスとして「仕事と介護の両立支援事業」を開始しました。従業員を対象とした仕事と介護の両立セミナーの開催、従業員に向けた専用サイトの運営、電話・メールによる相談のほか各企業への出張相談会なども手がけています。
ベネッセといえば20年におよぶ介護事業と、仕事と育児の両立支援に力を注いできた人事ノウハウが注目されますが、これらの実績に基づいたサービスです。
同時に、同社では企業の人事担当者などへの継続的なフォローを行うべく、仕事と介護の両立をテーマとした「Work&Care研究会」を立ち上げました。2カ月に1回、介護問題に詳しい専門家(医師、弁護士など)を招いて講演や意見交換の場を設けるほか、メールマガジンの配信などを行っています。継続参加を条件として会費は無料です。
1回目の講演(5月開催)では、厚生労働省の「今後の仕事と家庭の両立支援に関する研究会」にも参加している池田心豪氏による問題提起を実施しました。2回目(7月開催)は、弁護士を招いて育児介護休業法などをテーマとしたディスカッションを行なっています。企業の枠を超えた人事担当者同士の情報・意見交換の場としても活かすことができます。