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平地・階段での歩行介助を見直そう!

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歩行能力を長く維持できる安全でほどよい介助を
歩行はとても基本的な動作です。そのため、歩行時の足の出し方や重心移動などをあまり意識していないことも多く、障害を負って初めてその難しさや複雑さに気づくことがあります。
 
利用者の全身状態や生活の質を良好に維持するためにも、歩行維持は大切です。しかし介助しすぎると、利用者は無意識に介助者に依存するようになり、逆に自立歩行を妨げてしまうこともあります。安全で、利用者がもつ歩行能力を長く残せる介助とはどのようなものか、歩行の動きに焦点を置いて見直しましょう。

【歩行介助の見直しポイント】
歩行器の正しい高さと使い方

歩行器は、体の前面をフレームで囲う構造で、支持基底面が広くとれ、安定歩行しやすくなります。4本のフレームが着地している4点歩行器は、杖とほぼ同じで肘を約30度曲げてグリップを握れる高さが適正です。

肘がこの角度で曲がっていると、両腕の筋力が発揮されやすくなり、腕で上半身の重さを支えることができます。また、前輪付き歩行器(上の図)は、腸骨の高さ(ベルトの下端辺り)が適正です(前輪付き歩行器は4点歩行器よりもやや高い位置で握るのが適正)。

4点歩行器の場合は歩行器全体を持ち上げて前方に置き、その後腕に体重をのせながら足を出します。前輪付き歩行器では、歩行器の後脚のみを上げ前輪で滑らせて前に置き、一歩進みます。このため、後者は、腕の力が比較的弱い方に用いられます。

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レクリエ 2015 3・4月号

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54-55ページに掲載ページに掲載

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