介護ステップアップ講座
歩行補助用具の正しい選び方 その1
歩行補助用具をすでに使っている人の場合、その用具を選んだきっかけ(動機)があるはずです。「ふらつきがひどくなった」といった身体的要因、「引き戸のレールにつまずいた」といった環境的要因など、さまざまでしょう。
介護者としては、今使っている用具が適しているかどうかを見極めておきたいもの。この見極めができていれば、起こりそうな事故や、利用者の弱いところなどに注意を向けやすくなるからです。そのためにも、次の4つの視点を把握しておきましょう。
■状況分析する4つの視点
[1]利用者の身体状況
1.利用者の体格は?
サイズが合っているか?
2.疾患はある?
麻痺など、歩行を妨げる症状があるか?
3.理解力は?
高次脳機能障害や認知症などがあるか?
4.ADL(日常生活動作)は?
立つ、座る、移動などの状態は?
[2]介護の状況
施設以外の場所で、誰がどの程度介護できるか? 介護者が不在の時は大丈夫か?
[3]使用環境
屋内、屋外、どちらで使用するか?
その環境に適した用具か?
[4]動機
本人の希望か? 家族の希望か?
目指すところはどこか?
この記事が掲載されている号
レクリエ 2014 7・8月号
66-67ページに掲載ページに掲載
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