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介助・ケア

福辺流! 介護の基本 

入浴介助[2]

入浴介助[2]

■入浴したくない理由を掘り下げて考えてみよう
職員が入浴で一番困るのは、利用者が入浴を拒むことです。「頭が痛いから」「寒いから」など、利用者の言い分はいろいろ。もちろん体調がよくなければ、入浴させるわけにはいきません。ただ、どんなにお風呂嫌いの人でも、何日かに1回は入浴していたはず。「お風呂嫌いだから」とあきらめず、入浴したくない本当の理由は何なのか考えてみましょう。

 

「みんなの前で裸になりたくない」「おもらしをしてしまって服を脱ぎたくない」など、簡単には口に出せない真意が隠れていることもあります。それを知ろうとする努力も介助者には必要です。少し時間をおいて誘ってみたり、別の職員が介助を申し出たり……。さまざまな方法を試して利用者を理解することが大切です。

 

■できることは自分でしてもらうための工夫を

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[左]両端にループを縫い付けたタオルは、麻痺した腕でもつかみやすい。 [中央]2枚のタオルを輪状につなぎ、輪に頭を通して使う方法もある。 [右]シャツやセーターのそでをくしゅくしゅと寄せておくと腕を通しやすい。

介助にあたっては、できることは利用者自身にやってもらうのが基本です。「自分でできる」ことが、利用者自身の満足感にもつながるのです。

 

たとえば背中を洗う際に、上肢の動きに支障があっても洗えるように、市販のタオルの両端にループを縫い付けたタオルを使ったり、市販のタオル2枚をつなぎあわせて輪にし、健側で動かす方法もあります。

 

入浴時の着替えは、ボタンをかけたり、自分でシャツの裾を下げたりするほか、シャツやズボンをくしゅくしゅと寄せておいて、手や足を通してもらうだけでもOK。ドライヤーでの乾燥や、髪をとかしたり化粧水をつけたりするのも、つい介助者がやってしまうことが多い作業です。介助者が手伝ってしまえば早いですが、時間がかかってもできるだけ気長に見守ってください。

~介護リハビリテーション研究所 Natural being 代表 福辺節子

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レクリエ 2013夏 スタート号

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65ページに掲載ページに掲載

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