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介助・ケア

“理由” を探るレッスン

利用者の暴言・暴力の理由と対応策の例

利用者の暴言・暴力の理由と対応策の例

自分の言動を振り返って理由を探ってみよう
状況によって様々な理由が考えられますが、介護者が自分の言動を振り返ったときに考えられる主な理由を挙げてみました。それぞれの「理由」をヒントに、対応の仕方を考えてみましょう。

【考えられる理由】
「ちょっと待って」と放っておかれた
忙しいときに声をかけられ、「ちょっと待ってくださいね」の言葉だけでその場をしのいでしまい、結果的に利用者を放置したかたちになった。

【対応のヒント】
いったん手を止めて話を聞く
誰でも自分が無視されたと感じれば、怒りが湧き上がることもあるでしょう。作業中でも「ちょっと待って」という言葉はなるべく使わず、一度は手を止めて利用者の話を受け止めることが大切です。どうしても手が離せない場合も、「このあとでお話を聞きますね」「あと1分で戻ってきますね」といった言葉で、話を聞こうとする気持ちを表現できるとよいでしょう。

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【考えられる理由】
目覚めていないときに無理やり介助された
十分に目覚めていないのに無理やり着替えさせようとするなど、介護者のペースで介助をしたことで、利用者が戸惑っている。

【対応のヒント】
本人の同意を得てから介助を始める
本人が覚醒していない状況で無理に介助を行えば、何をされているのかわからずに不安になるのは当然です。必ず利用者本人に説明し、同意を得てから介助を始めましょう。同様に、腹痛を訴えているけれど入浴介助をする、気分が沈みがちなのにレクリエーションへの参加を促すといった、利用者の心身の状況を無視した介助も利用者の怒りの原因になります。

監修/裵鎬洙(ペ・ホス) 介護福祉士、介護支援相談員、主任介護支援専門員。認知症ケアの観点を増やし、コミュニケーションセンスを磨く研修を提供している。研修オフィス・アプロクリエイト代表、介護老人保健施設名谷すみれ苑主任相談員、コミュニケーショントレーニングネットワーク講師を務める。著書に『“理由を探る” 認知症ケア―関わり方が180度変わる本』(メディカル・パブリケーションズ、2014 年)がある。 イラスト/尾代ゆうこ
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この記事が掲載されている号

レクリエ 2016 11・12月号

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60ページに掲載

おもなレク
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  • みんなで作る12月の壁画「毛糸のボンボンツリー」
  • クリスマスの壁飾り
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