冬の感染症対策
感染症対策の3つの基本
■かからないための基本
マスクの着用
マスクは、咳やくしゃみなどの飛沫感染を防ぐのに効果的です。感染症の流行期には、利用者とのコミュニケーションの妨げにならない範囲で施設内では必ずマスクを着用しましょう。
また、通勤時、電車内など人が多い場所では、マスクを2枚重ねるのがベストです。
正しいマスクのつけ方
隙間から飛沫が入らないよう、マスクを顔にしっかりフィットさせます。鼻の部分にワイヤーが入ったタイプのマスクがおすすめ。
[1]手洗いをしてから耳ゴムを耳にかけ、鼻の両脇を押さえてノーズワイヤーをフィットさせる。
[2]あごの下までマスクで覆い、隙間がないように装着する。
★はずすときは、耳ゴムを持って顔からはずし、マスク自体には触れないで捨て、その後に手を洗う。
■持ち込まないための基本
訪問者も手洗い・うがいを徹底化
家族や外部の業者など施設に入るすべての人に手洗い・うがいを徹底してもらいます。入り口に使い捨てのマスクを代金入れとともに置き、マスクを着用してもらうのもよいでしょう。続けることで、施設に出入りする人たちの意識も変わり、習慣化します。
■拡(ひろ)げないための基本
感染したら、すぐに報告して休む
体調が悪い時は必ず上司に報告し、医師の診察を受けるようにします。感染した場合、出勤は熱が下がって2〜3日後からなど、施設でルールを決めておくとよいでしょう。家族が感染したら、その日は休んで医療機関へ行きます。
インフルエンザの場合は、予防投薬を受けるのがおすすめ。いずれにせよ、無理して出勤するのは禁物。「休むことが施設のためになる」という意識を全員が共有し、休む人がいてもカバーし合える体制を整えておきましょう。