利用者目線でレクを考える
今、求められるレクリエーション【1】こころを動かすレク
毎日のレクリエーション活動は、施設や業務主体で内容を決め、利用者には指示に従って動いてもらう、ということも多いでしょう。集団生活を行うなかでは、ある程度管理されていることは必要です。しかし、利用者の選択や自己決定のチャンスを奪ってはいないでしょうか?
今、本当に求められているレクとは、体や頭を動かすだけではなく、利用者が生きがいを感じられるような「こころを動かす」レクなのではないでしょうか。与えられ、やらされているのではなく、自ら「やってみたい」「(やって)うれしい」と思えることが大切です。さらに、他者からほめられることで「うれしい」「もっとよくしたい」という気持ちや、「私にもできる」という自己効力感が生まれます。
そんなレクが、生きがいを感じる、こころを動かすレクなのです。
【監修】尾渡順子
社会福祉法人 興寿会 教育実践研修センター、認知症介護レクリエーション実践研究センター所長代理。介護現場での実践者として日本各地でレク研修を行っている。
イラスト/かまたいくよ
社会福祉法人 興寿会 教育実践研修センター、認知症介護レクリエーション実践研究センター所長代理。介護現場での実践者として日本各地でレク研修を行っている。
イラスト/かまたいくよ