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(株)ユーキャンが実務者研修付の講座を開設
平成29年1月実施の介護福祉士国家試験から受験要件が変わります。現在は「実務経験3年以上かつ実働日数540日以上」で国家試験を受けることができますが、これに加えて新要件では「450時間の実務者研修の修了」が必要となります。この新しい要件に対応したのが、生涯学習大手の株式会社ユーキャンによる「実務者研修付介護福祉士合格指導講座」です。
この講座は、実務者研修と国家試験対策をセットにしたもので、前者の研修自体が試験対策につながるため効率よく進められる点が特徴です。それでも「450時間研修の負担は大きい」という人のために、同講座はその大部分を通信学習でカバー(添削課題の提出・合格が必要)します。通学による実習(介護過程Ⅲと医療的ケアの演習)は6~7日間の実務者研修スクーリングをクリアすればOK、同社の標準学習期間で8カ月あれば国家試験にのぞむことができるとしています。
なお、スクーリングは全国各地で実施しており、最寄りの会場は同社のHPで確認できます。また、実務者研修を修了すると、訪問介護でのサービス提供責任者になることも可能です(都道府県によって要件が異なることもあります)。
気になる受講費用は「無資格者」の場合で、12万9000円となっています。ただし、すでに「ホームヘルパー2級(初任者研修は除く)」を取得している場合は、一部科目免除があるために安くなります。さらに、国の教育訓練給付制度(一般教育訓練)を活用すれば、費用の20%の還付を受けることができます。
問い合わせ:(株)ユーキャン
http://www.u-can.co.jp/