BPSDを緩和させるパーソン・センタード・ケア
入浴を嫌がる利用者の事例でパーソン・センタード・ケア
パーソン・センタード・ケアの基本は「思いを聞く」「情報を集める」「ニーズを見つける」の3ステップ。認知症ケアの現場でよくあるケースを例に、3ステップの具体的な実践をどのように展開していくのか順を追ってみてみましょう。
入浴を嫌がる利用者Mさんのケース
(76歳・女性・デイサービス利用)
がんの手術後、自宅での入浴が困難になり、デイサービスに通いはじめたMさんですが、本人は嫌がって入りません。
ステップ①思いを聞く…入浴したくない理由を尋ねる
ステップ②情報を集める…体調や家庭での様子など、本人や家族から情報を集める
ステップ③ニーズを見つける…なぜ入浴したくないと訴えるのか、Mさんの満たされないニーズを考える
本誌では、3つのステップの考え方や具体的なケアプランなどを詳しく紹介しています。
監修/鈴木みずえ
浜松医科大学医学部看護学科臨床看護学講座教授。医科学修士、医学博士(ともに筑波大学)。パーソン・センタード・ケアと認知症ケアマッピング(DCM)基礎トレーナー(英国ブラッドフォード大学認定)。監修書に『認知症の人の気持ちがよくわかる聞き方・話し方』(池田書店)がある。
文/森麻子
イラスト/フジサワミカ
浜松医科大学医学部看護学科臨床看護学講座教授。医科学修士、医学博士(ともに筑波大学)。パーソン・センタード・ケアと認知症ケアマッピング(DCM)基礎トレーナー(英国ブラッドフォード大学認定)。監修書に『認知症の人の気持ちがよくわかる聞き方・話し方』(池田書店)がある。
文/森麻子
イラスト/フジサワミカ