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Alexa(アレクサ)が昭和のニュース「回想新聞」を読む!?
「思い出話」で盛り上がるきっかけに
政治、芸能、スポーツ、流行など、昭和時代のさまざまな出来事をリアルタイムの記事のように書き下ろした新聞があります。2017年5月に創刊した、その名も「回想新聞」(回想新聞社)。10部から購読申し込みが可能で、月に一回送付されます。高齢者のいる家庭や介護施設などで多く読まれており、一般の新聞のように要点を伝えるだけでなく、当時の状況が物語のように記されているのが特徴です。
例えば2019年7月号のトップニュースは、「昭和37年7月(中略)映画『ニッポン無責任時代』公開!」と「昭和46年 オールスター第一戦 阪神・江夏が9連続三振!」。昭和の時代の出来事が、目に浮かぶように伝わってきます。
株式会社ヘッドウォータース(東京都)は、この回想新聞を音声によって読み上げる「回想新聞 for Alexa(フォーアレクサ)」というサービスを開始しました。これは、アマゾンの提供する「Amazon Alexa(アマゾンアレクサ)」という音声認識サービスを活用したもの。「アレクサ、回想新聞ひらいて」と口にするだけで、記事を読み上げてくれます。
視力が衰えている高齢者でも、家族や仲間、介護スタッフと一緒にラジオ感覚で楽しめる本サービス。網羅する記事のジャンルが多く、さまざまな世代の人と会話が弾むきっかけになりそうです。また、認知機能の改善が期待される回想法を、より気軽に楽しむためのツールとしても活用できます。