自立支援のためのレク
認知機能を高めるレクを行う4つのポイント
利用者の認知機能を向上させ、自立支援につなげていくために、どのようなことを取り入れればよいか見ていきましょう。
1 2つのことを同時に行う
考えながら体を動かす、歌いながら体を動かすなど、2つのことを同時に行うことで、同時処理の能力を鍛えます。
2 回想する力や想像力を引き出す
回想したり、想像したりすることが認知機能の向上につながります。季節に合った内容や、最近のニュースなどを取り入れることで回想するきっかけになったり、イメージがしやすくなったりします。
3 利用者同士のコミュニケーションを促す
人とのコミュニケーションも脳の活性化によい効果があります。利用者同士で相談し合ったり、楽しく話せたりするよう、介護者が間に入って促し、見守ることが大切です。
4 競い合いを楽しむ
ゲームのなかに競争の要素を取り入れることで、気持ちが高揚し、脳の活性化につながります。
本誌では認知機能を高めるレクの詳細を具体的に紹介しています。
監修/尾渡順子
医療法人中村会 介護老人保健施設あさひな 認知症介護レクリエーション実践研究会。介護現場での実践者として日本各地でレク研修を行っている。
監修/介護老人保健施設あさひな リハビリテーション科
イラスト/福井典子
医療法人中村会 介護老人保健施設あさひな 認知症介護レクリエーション実践研究会。介護現場での実践者として日本各地でレク研修を行っている。
監修/介護老人保健施設あさひな リハビリテーション科
イラスト/福井典子