手・指を動かす音楽レク
「ほたるこい」で音楽レク
誰もが知っている童謡や思い出の歌を歌いながら、楽しく体を動かします。手や指を中心に、全身を大きく動かし機能向上を目指しましょう!
はじめに
1.背筋を伸ばして座りましょう。
2.まずは、楽しんで歌いましょう。
3.行うときは音楽はかけずに、アカペラで歌いましょう。
4.利用者の動きをよく見て、はやさを調整しましょう。
音楽レクの前に
歌詞を見ながら全員で歌う
【言葉かけ例】
●最近は見かけなくなりましたが、ホタルを見たことはありますか?
●ホタルのいる風景を思い出しながら歌ってみてください。
※できたら輪唱(「ほう ほう ほたるこい」のあとに歌い出す)をしてみましょう。
全員で数を数える
【言葉かけ例】
●1から8まで声に出して数えます。
●次に8の時だけ「はち」と言いながら、手をたたきましょう。
介護者が手本を見せ、動きの練習をする
【言葉かけ例】
●親指と人さし指、親指と中指、親指と薬指、親指と小指の順番にゆっくり指を合わせましょう。
●今度は逆に、親指と小指をつけた状態から親指と薬指、親指と中指、親指と人さし指の順に合わせて、指を戻します。
●通してやってみましょう。1から8まで数えながら指を合わせ、最後に8の時に手をたたきます。
話してみましょう
この歌はわらべうたとして古くから親しまれています。夏の風物詩のホタルですが、水のきれいな環境でしか生息できず、最近ではめったに見られなくなりました。ゲンジボタルとヘイケボタルが有名です。
(株)余暇問題研究所代表取締役、主席研究員。日本レジャー・レクリエーション学会常任理事。日本老年行動科学会常任理事。『参加したくなる介護現場のレクリエーション』(中央法規出版)など著書多数。
イラスト/タナカユリ
ねらい
- 手・指の機能向上
- 認知機能への刺激
- 巧緻性の改善