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“理由を探る”レッスン

本人が求めていることから考えられる対応のヒント

本人が求めていることから考えられる対応のヒント

「被害そのもの」に寄り添う
被害が事実かどうかを追及したり、否定したりするのではなく、まずは本人の話を受け止めましょう。もちろん、「誰かが盗んだ」「夫(妻)が浮気している」などという話を肯定するわけにはいきませんから、「それは困りましたね」と、被害の訴えそのものにまずは共感を。

「物がなくなって困っている」「身近な人が信用できない」という利用者の不安感に寄り添い、包み込むような対応が求められます。利用者が日頃から信頼しているスタッフが対応するのもひとつの方法です。

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原因を取り除く
実際に物がなくなったことが物盗られ妄想のきっかけになっているような場合は、物がなくならないように工夫をしてみましょう。例えば、大切な物は袋に入れて常に身につけておいてもらったり、わかりやすい置き場所を決めて本人に繰り返し伝えたりします。

所持品を管理しやすい環境づくりを本人と一緒にすることで、物がなくなることへの不安を軽減することができます。

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生きがいを見出す手助けをする
認知症になると今までできていたことができなくなり、生活のなかでの役割が失われがちです。そのため人から感謝されることが減り、自尊感情が損なわれていきます。そこで重要なのが、利用者が「自分は誰かの役に立っており、感謝されている」と感じられるようにサポートすること。

利用者が自分の得意なことを周囲に教えたり、手伝ったりする機会を設けてみましょう。そして、何かをしてもらった時は、「〇〇してくださって助かりました」「ありがとうございます」と感謝の言葉をかけ、やりがいを感じてもらいましょう。

監修/裵鎬洙(ペ・ホス) 介護福祉士、介護支援相談員、主任介護支援専門員。認知症ケアの観点を増やし、コミュニケーションセンスを磨く研修を提供している。研修オフィス・アプロクリエイト代表、介護老人保健施設名谷すみれ苑主任相談員、コミュニケーショントレーニングネットワーク講師を務める。著書に『“理由を探る”認知症ケア―関わり方が180度変わる本』(メディカル・パブリケーションズ、2014年)がある。 イラスト/尾代ゆうこ
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この記事が掲載されている号

レクリエ 2017 1・2月号

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61ページに掲載

おもなレク
  • みんなで作る壁紙「新春の海」
  • お正月の吊るし飾り
  • 個別対応レクリエーション
  • そうじのための体操
  • コミュニケーションのコツ
  • 暮らしの歳時記「1月」

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