体操+音楽で機能向上
転ばないための体操~下肢の筋力UP
高齢者が転んでしまう理由の一つが、下肢の筋力の低下です。歩幅が狭くなったりつま先が上がりづらくなり、ちょっとした段差やくぼみでつまずいたり、踏ん張りがきかないためよろけてしまったりします。それらを予防するための下肢の筋力を鍛える体操です。
本誌では「おススメの曲」として、アメリカ民謡の「線路は続くよどこまでも」を使って説明しています。上のイラストはその一例を紹介しています。
やってみましょう
浅く腰かけ、背筋を伸ばします。介護者は利用者と向かい合って座り、動作と声かけで動きの指示を出します。テンポをゆっくりにして、しっかり動かすようにします。
監修/安原健太
理学療法士、修士(老年学)。共創未来メディカルケア・デイサービス部機能訓練士長。『お元気体操&生活機能向上トレーニング』(ひかりのくに刊)の共著等がある。
イラスト/秋葉あきこ