介護最新情報
患者のお薬情報をネット上で管理・共有【1】
介護サービス利用者の高齢化や重度化が進み、複数の疾患を持つケースが増えるなか、介護現場での服薬管理の重要性が高まっています。こうしたニーズを受け、患者のお薬情報をネット上で管理できるサービスが誕生しました。介護・医療の情報サービス会社エス・エム・エスが開発した「私のおくすりStationネット」です。これは、1.24時間対応支援システム、2.電子お薬手帳、3.地域連携システムという3つの薬局向けサービスを組み合わせたかかりつけ薬局支援システムです。
1.は、クラウド上にアップされたレセプ最新私のおくすりStationネット患者のお薬情報をネット上で管理・共有ト情報にパソコンやタブレットでアクセス
することで、かかりつけ薬局による患者対応を24時間どこからでも可能にしたシステムです。情報の保存はクラウド上で行われるので、セキュリティ面でも安心です。
2.は、いわゆる「お薬手帳」を電子化したもので、レセプト情報が自動的にシステムに取り込まれることで、患者自身がいつでも服薬情報を確認できるというものです。高齢者の所持が多い従来型携帯(ガラケー)でも対応できます。また、医療機関から渡された処方箋を携帯で撮影してシステム側に送信することにより、かかりつけ薬局に対して事前受付しておく機能もあります。
取材・文/田中 元