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認知症高齢者見守りステッカー
「認知症高齢者見守りステッカー」をご存知ですか?これは、行方不明リスクのある認知症の人を介護する家族の要望に応じて配布するステッカーで、登録番号やQRコードなどが付与されたものです。
例えば、和歌山県で初めて導入した海南(かいなん)市ではステッカー(徘徊高齢者見守り・安心ステッカー)の「海南市」の文字の後に登録番号が記されています。これを市の「見守り・安心ネットワーク」に登録している人の家族に配布し、本人がいつも利用する履物のかかとやつま先に貼ってもらうのです。ステッカーは複数枚配布されるため、季節に応じたいろいろな履物などに貼ることができます。
仮に本人が行方不明になった場合、捜索者に本人の顔などが分からなくても、履物に貼られたステッカーの番号をチェックすることでスムーズに本人確認ができます。ちなみに、このステッカーは反射板になっていて、暗い場所でも番号の目視がしやすくなっています。
文/田中 元