興味・関心を探る
自立支援のためのレクとは
自立支援のためのレクリエーションとは
介護サービスにおいて、「自立支援」を重視する動きが強まっています。ADL向上はもちろん重要ですが、その一方で、利用者がどのようなことを望み、介護者はそれをどう支えていくか、考えることも大切です。今号からお送りするレクリエーションには、自立支援につながるような内容を盛り込んでいます。
利用者の生活意欲を引き出し、自立支援につなげるためには、まず、その人自身を知る必要があります。しかし、その人が何に興味を持ち、何をしたいと思っているかを探ることは簡単にはできないものです。
そこで、「レクリエ 2018 3・4月号」で紹介するゲームには、楽しみながら興味・関心を探れる工夫や、話を引き出すためのコツを示しました。事前に利用者の好きなものや出身地、昔していた仕事などの情報を知っておくと、より話がはずみ、その人らしさを引き出すことができるでしょう。
レクリエーション活動は利用者がリラックスして、他者とふれ合えるよい機会です。利用者が発言を楽しみ、会話が広がり、介護者は利用者の興味・関心を探れるようなレクリエーション活動をしていきましょう。ゲームを通して知った利用者の興味・関心をきっかけにして、個々のアプローチにつなげていきたいものです。
監修/尾渡順子
社会福祉法人 興寿会 教育実践研修センター、認知症介護レクリエーション実践研究センター所長代理。介護現場での実践者として日本各地でレク研修を行っている。
イラスト/ささきともえ (資)イラストメーカーズ
社会福祉法人 興寿会 教育実践研修センター、認知症介護レクリエーション実践研究センター所長代理。介護現場での実践者として日本各地でレク研修を行っている。
イラスト/ささきともえ (資)イラストメーカーズ