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【終了】セミナーの内容は?3つのポイントをご紹介します。

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レクリエで紹介する機能向上に役立つレクのページは、アンケートでも人気のテーマ。
「本誌では伝えきれない、利用者の機能を引き出す介助を踏まえたレクを紹介できたら、もっと皆さまの役に立てるのでは…」そんな思いから、今回のセミナーを企画しました。
講座内容のポイントをご紹介します。

 

第1回目 障害特性を活かした介助による機能向上【10月29日(日)開催】
講師 田中義行

ポイント1 介助を受ける方々の高齢化による変化や障害の特性を知る
介助を受ける必要がある方々は、身体等に高齢化や何らかの障害を有し、介助者からの介助が必要な状態にあります。介助者はそれらの特性を知っていないと、適切な介助を行えません。

特性を知らないと、生活不活発病(廃用症候群)だけでなく「誤用症候群・過用症候群」という新たな二次障害を引き起こす原因を自分たちで作ってしまう可能性があることを、よく理解する必要があります。

ポイント2 「ここだけは見逃してはいけないポイント」を知る
介助を受ける人には正常な本来の動きは難しくても「この動きだけは行っている」というポイントが必ず存在します。今回は、そのポイントを守っていると介助が楽になり、守っていないと介助を受ける人も行う人も双方に負担がかかってしまうということを、実技を通して体験しながら覚えていただきます。

ポイント3 障害特性を理解した介助方法を知る
同じ動作の介助でも、介助を受ける人の障害特性によって支援の仕方が変わることがあります。特高齢者福祉の分野で関わることの多い疾患について、その特性と介助の注意事項を理解しながら実技を行います。例えば同じ寝返りという動作でも、障害によって気をつけるところの違いを知っておくだけで、「誤用症候群・過用症候群」を予防し、今後の生活を守ることにつながります。

 

第2回目 日常生活に役立つ機能向上のためのレク【11月19日(日)開催】
講師 尾渡順子

ポイント1 認知症の人にもレクが必要なのはなぜ?
認知症になると、できないことがどんどん増えていきます。どうしてできなくなるのか、認知症の人の抱える不安はどんなことから生まれるのかを基礎から学んでいきます。そしてご本人が「不安」を抱えているからこそ、安心して参加できるレクの時間を作らなくてはなりません。「あなたにはわかっていることがたくさんありますよ。できることがたくさんありますよ」というメッセージが届くレクの時間こそ、ご本人に安心感を与えるのです。

このセミナーでは、認知症の人と、そうでない人が混在している場合のゲームの進行についても学びます。

ポイント2 生活不活発病、施設病からの脱却
「昼夜逆転して、夜寝てくれない」「ご飯を食べてくれない」「便秘気味で困ってしまう」介護者からそんな声を聞くことがあります。しかし、皆さんは、体も動かさずじっと椅子に座ったきりで、夜ぐっすり眠れるでしょうか。ご飯をたくさん食べられるでしょうか。腹筋を使うような運動もしていないのに、トイレで踏ん張れるでしょうか。

「やってもらえる」ことの多い施設生活では、生活リハビリやレクはとても大切なものです。体操やレクゲームを行うことで、日常生活動作を自然と行っているのです。実際に体操やレクを一緒に行いながら、介護技術としてのレクを学んでいきます。

ポイント3 『うちの施設のレク自慢』グループワークをしましょう!
せっかく「レク」に興味のある人が集まっているのだから、情報交換をしない手はありませんね。当日は「うちの施設のレク自慢」と称し、皆さんでシェアしましょう。実は、本に載っているレクゲームより「実際に施設で行って盛り上がったレクゲーム」の方が、職員がやりやすい形に工夫していることがあるのです。

さあ、みなさん自慢のレクを集めましょう! もちろん「よくわからないから研修に来ているんです!」という方もいらっしゃるでしょう。難しく考えないでください。
例えば、風船バレーは「体と頭と心を動かしている」レクゲームの代表です。いかに風船バレーを楽しく工夫するか、そういう視点が大事なのです。

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この記事が掲載されている号

レクリエ 2017 9・10月号

レクリエ 2017 9・10月号

51ページに掲載

おもなレク
  • 秋の壁画 コスモスの丘
  • お月見の吊るし飾り
  • 敬老会のカード
  • 排泄のための体操&ゲーム
  • 見直してみませんか?あなたの接遇
  • 認知症ケア~食事介助編

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