うまくいかないのはなぜ? 突然怒り出す認知症利用者への対応【前編】

2018年08月09日

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Q ケアを行っている時、突然怒り出してしまう利用者にはどう対処したらいいでしょうか?
入浴の際、服を脱ぐのを手伝おうとすると、Aさんは突然手を振りほどき、大声で怒り出しました。そこで、入浴の必要性を伝え、ほかの職員にも脱衣を手伝ってもらおうとしたところ、ますます暴れ出してしまいました。

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A 暴言・暴力の多くは不満が蓄積して現れるもの。不満がたまらないようなアプローチが大切です。
暴言・暴力は突然現れるものではありません。日常のなかでたまったイライラが限界に達した時、何らかのきっかけで誘発されて起こることが多いのです。まずは利用者のイライラの原因がどこにあるのか、自分たちのケアを見直してみましょう。

対応のポイント
決められたスケジュールに沿って、各職員が声かけをしてしまうと、利用者は始終「〇〇しましょう」と言われ続けることになります。職員は、ていねいに誘っているつもりでも、利用者は「常に命令されている」と感じる場合があります。それがイライラにつながり、暴言・暴力の原因となることも。まずは、自分たちがどのような声かけを行っているかを振り返り、嫌がっていると感じたら無理強いをしないことも、利用者をイライラさせないコツです。

認知症の人は、言葉の理解力が低下します。言葉だけで伝えようとせず、笑顔や声色、ジェスチャーなど、別の方向から補うことが大切です。相手を安心させるアプローチを行うことが、暴言・暴力を防ぎます。
監修/伊東美緒
東京都健康長寿医療センター研究所研究員、看護師、保健師。介護施設や在宅での認知症ケアを研究。著書に『認知症の方の想いを探る~認知症症状を関係性から読み解く~』など。

文/高野千春 イラスト/田上千晶
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この記事が掲載されている号

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レクリエ 2018 9・10月号58,59ページに掲載

おもなレク
レク1 9・10月の壁画 お月見と桔梗
レク2 重ねて貼って広げる「秋の実りのオブジェ」
レク3 自立支援のための「意欲」を引き出すレク
レク4 虐待につながる「不適切ケア」
レク5 ごぼう先生の大吉体操「下肢」
レク6 たこ焼き器で料理レク!「カレー焼きポテト」
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