うまくいかないのはなぜ? すぐに帰りたがる認知症利用者への対応【前編】

2018年02月28日

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Q 来所した途端に帰りたがる利用者にはどう対応したらいいのでしょうか?
Bさんは、施設にやってくるなり「帰りたい」と言います。なんとか椅子に座ってもらっても、血圧チェックやレクリエーションが始まると落ち着かなくなり、「家に帰る」と言い出します。どうすればなじんでくれるのでしょう。


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 できるだけ「指図」をせず、「やらなくてもいいケア」を省いてみます。嫌なことを減らし、よい感情記憶を残すようにしましょう。
慣れない場所で今までとは違う生活を強いられるのは誰でも苦痛です。ましてや、次から次へと指示される状況ではストレスはたまる一方に。しなければならないことをなるべく減らし、できることを自分の意志やペースで行えるようにしましょう。


対応のポイント
在宅でのんびり気ままに過ごしてきた人が、慣れない場所で他人に「○○してください」と指示されるとストレスがたまるものです。介護者はていねいにお願いしているつもりでも、利用者は次から次へと「指図」されているように感じ、怒りはじめることもあります。


この場合は、スケジュールのなかで省けるものは省いて、ゆっくり行動できるようにしましょう。入浴などなるべくしてほしいことでも、嫌がるようならしつこくしないことが大切。タイミングを見て、また声かけをするようにします。

監修/伊東美緒
東京都健康長寿医療センター研究所研究員、看護師、保健師。介護施設や在宅での認知症ケアを研究。著書に『認知症の方の想いを探る~認知症症状を関係性から読み解く~』など。

文/高野千春 イラスト/田上千晶
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レクリエ 2018 3・4月号60,61ページに掲載

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