うまくいかないのはなぜ? 不安がる認知症利用者との関わり方【前編】

2017年12月14日

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Q 不安がる利用者にじっくりかかわりたいのですが、先輩の介護者から仕事が遅いと叱られます。どうしたらいいのでしょうか?
頻繁に介護者を呼ぶ利用者の呼びかけに応え、Aさんは親身になって話を聞いています。一方、業務に追われる入浴介助担当のBさんは、そんなAさんの対応にイライラ……。

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A 同じ考えの少人数の仲間で、できることからやってみましょう。利用者の変化で周囲の見方も変わってくるはず。
同じ考えを持つ仲間で、利用者への声かけを分担して少しずつ実践してみましょう。利用者が落ち着けば介護者の負担が減り、業務に割ける時間が増えていきます。

対応のポイント
職歴が長く経験が豊富な介護者は、自分たちがノウハウを作り上げてきたという自負もあり、これまで行ってきたやり方が正しいと思うのは当然です。ですから、これまでと違ったやり方に全員の同意を得るのはなかなか難しいものです。

この場合、自分のやり方に賛同してくれる仲間を見つけることから始めましょう。少人数でよいので仲間を作り、話し合い、新しいやり方を試してみます。複数が役割分担することで、1人ずつの負担も軽くなります。

ここでのポイントは、利用者の反応です。利用者によい変化があれば、そのやり方を受け入れる介護者も増えてくるはずです。最終的には、そのケアが利用者にとってよいケアかどうか、介護者の負担が大きすぎないかどうかで継続を判断します。利用者が落ち着けば、1人にかかりきりになる時間が減り、介護者の負担も減ります。結果として業務に集中できる時間が増え、ケア全体の質が上がっていくでしょう。
監修/伊東美緒
東京都健康長寿医療センター研究所研究員、看護師、保健師。介護施設や在宅での認知症ケアを研究。著書に『認知症の方の想いを探る~認知症症状を関係性から読み解く~』など。

文/高野千春 イラスト/田上千晶
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レクリエ 2018 1・2月号58-59ページに掲載

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