卓球に特化した機能訓練を行うデイ 卓球で意欲と身体機能を高める【3】

2017年07月26日

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いろいろなバリエーションで卓球を楽しむ
午後になると、卓球マシーンを使った自主練習が始まりました。

「次は僕の番でいいですか」「私もやりたい」など、利用者は次々と声を上げ、マシーンの前へ。マシーンでは、ボールの速さや打ち出される間隔、コースなどが調整でき、相手コートに的を置いてねらい通りのところに打つなど、本格的な練習が可能。また、苦手なコースを集中的に鍛えることもできるといいます。

利用者が全員参加して得点を競う「卓球バレー」も盛り上がりました。

まず、低くした卓球台に利用者が4名ずつネットを挟んで座ります。そして、転がる時に音の出るボールを使い、バレーボールのように打ち込んで勝敗を決めるのです。立つことができない方でも参加できるのが魅力的なゲームです。

利用者はボールの動きを目で追い、とっさに反応して打ち返します。チームプレーも要求されます。ねらい通りにボールが入ると、「わぁー!」と上がる喜びの声。「いまの良いプレーだったよ!」「ナイススマッシュ!」など、様々な歓声が上がり、スタッフも応援や拍手をし、一緒に楽しんでいるのが印象的でした。

 

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一 日のプログラムは特につくらない「十人十色の過ごし方」をサポート
「利用者のやりたいことや意欲を大切に」という石井さんの信条は、卓球以外の部分でもいかされます。

そのひとつが、選択制となっている飲食メニューです。利用者はお茶の時間には、コーヒーやカプチーノ、しょうが茶などを、メニュー表から選ぶことができます。また、昼食の際も、日替わりランチやカレー、うどんなど、数種類からの選択が可能。

「デイサービスといえど、お出かけ気分でリラックスできる空間にしたかったんです。そのため、カフェのような選べるメニューを採用しました」(石井さん)

また、「ハッピー渋谷」の特色は、デイサービス全体としての「一日のタイムスケジュール」を設けてない点にもあります。この施設では、卓球も含め、利用者はしたい時にしたいことをするのが慣例となっているのです。ですから、入浴も本人の意思を尊重し、入らないのも自由。入りたい時には職員に告げ、マンツーマンで入るスタイルをとっています。取材当日も利用者は、卓球をしていない時はそれぞれ思い思いのスタイルで、読書やテレビ鑑賞、パズルなどをしていました。

「デイサービスにも、十人十色の過ごし方があっていいと思います。卓球以外でも、『カラオケがしたい』『大工仕事が得意』など、利用者のしたいことを引き出すように関わっていくのが私たちの仕事です」
ピンポンデイハッピー渋谷(神奈川県大和市)
文/山辺健史(介護ライター) 写真/中村年孝
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この記事が掲載されている号

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レクリエ 2017 7・8月号40-41ページに掲載

おもなレク
レク1 夏の壁画 海辺のハイビスカス
レク2 伝承の飾りで「七夕リース」
レク3 口腔・食事のための体操&ゲーム
レク4 ホットプレートでスティックお好み
レク5 認知症ケア~入浴のケア編
レク6 医療連携での介護職の役割
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