認知症ケアQ&A 認知症ケア、うまくいかないのはなぜ?【1】

2017年02月15日

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「How to」ではなくまずサインを読み取ること
みなさんは多くの勉強会や本などで認知症の人への「ケアの方法」を学び、実践していることでしょう。しかし、学んだとおりにケアを行っているのに、うまくいかないということはないでしょうか。


実は認知症ケアは、「こんな時はこんな方法で」という、いわゆる「How to」という方法論だけでは対応できないことが多いのです。認知症の人が持つ障害は人それぞれで、施設によってできる対応もそれぞれ異なります。「How to」ではどうしても型にはまった対応になりやすく、結果、言動の原因となる利用者の本心にまで思いが至らなくなります。


介護者は、利用者が施設のルールに合わせられない時、それをなんとか合わせようとしがちです。しかし、認知症の人は認知機能が障害されているのですから、なぜそのルールに従わなければならないのかを理解するのは難しいといえます(認知機能障害の種類や程度にもよります)。


介護者が施設のスケジュールを優先するために行っているケアが、認知症の人にとっては「居心地の悪いもの」「快適ではない状況」であることは少なくありません。そして、それらの不快感は、表情や行動に現れているはずです。


ですから、ケアがうまくいかない時は、視点を変えて、まずその人がどのようなサインを発しているかを読み取ることが重要になります。

監修/伊東美緒
東京都健康長寿医療センター研究所研究員、看護師、保健師。介護施設や在宅での認知症ケアを研究。『認知症の方の想いを探る~認知症症状を関係性から読み解く』著者。

文/高野千春 イラスト/祖父江ヒロコ
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レクリエ 2017 3・4月号58ページに掲載

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