レクリエ公認ブログ レクリエーションとは何か?

2017年11月08日


昨日、美穂の家のホームページについての会議があり、そこでとても有益な気付きがあった



ので、それをここに書き留めておきます。







私たちは普段、何気げなく「レク」(レクリエーション)という言葉を使います。「おやつ



レク」「外出レク」など、数え上げればキリがありません。まるでノルマのように。



レクリエーション。Re(また)-Creation(作ること)。また作ること。もう一度、作るこ



と。



このことはみなさんご存知だと思います。



では、何をまた作るのか?



ここでは、「『楽しい』をまた作ること」と言うに留めておきます。なるべく広く大きなイ



メージで(「楽しい」とは何かについては、最後に補論で簡単に触れています)。







病気や障害によって今までできていたことができなくなり、それまで通りの生活が送れなく



なる人たち(美穂の家をご利用のあるパーキンソン病の方は、そのことを「どんどんむしり



取られる感じ」と表現していました)。



そういった方々の気持ちを真の意味で理解することは困難です。



それでも私たちには、その人たちがそのときだけでも「楽しい」と思える瞬間を作ることは



できるかもしれません。



それはほんの些細な「気晴らし」に過ぎないかもしれません。



気晴らしである以上、その「楽しい」は時間が経つにつれて色あせていくでしょう。



物忘れの早い方であれば、それはほんの一瞬で記憶から消えてしまうかもしれません。



生まれては(すぐに)消えていく「楽しい」を、そのたびごとに、また一緒に作っていくこ



と。



忘れちゃったらもう一回やればいい。



それがㇾクリエージョン(Re-Creation)なのではないか。







レクリエーション(「レク」)をこのように捉えてみると、それはもはや「〇〇レク」「〇



〇レク」(ここで使われる「レク」は「ゲーム」とほぼ同じ意味です)というように分断さ



れるものではなく、「生活」(=Life=人生)として連続しているものとして見えてきます。



それは食事することや排泄すること、寝ることや遊ぶことをも含んだ非常に広い概念です。



その意味で、「はーい、みなさん、今からレクを始めますよ!」という声掛けはまさに分断



的なものと言えるでしょう。



私たちとしては、ご利用者一人一人の異なる生活の連続(流れ)を(できるだけ)分断する



ことなく、その流れに寄り添うようにして「楽しい」を一緒に作っていきたいものです(こ



こで「できるだけ」と留保を付けているのは、介護サービスの利用それ自体がそもそも分断



的でありうることを自戒するためです)。







最後に、このような「理想論」をブログに書くよう勧めて下さった田島社長に感謝します。







補論1:ここで当然、「楽しい」とは何かという問いが生まれます。昨日の会議では、「根拠



のない自信を持つこと」というキーワードが出ました。また、哲学者の國分功一郎さんは著



書『暇と退屈の倫理学』の中で、「楽しむ」ことは決して簡単なことではなく、むしろ非常



に難しいことであると述べています。人が何かを楽しむことのできるようになるためには、「訓練」(「勉強」「学習」と言い換えられるかもしれません)が必要である、と。



補論2:レクリエーション(Re-Creation)とリハビリテーション(Re-Habilitation)はそれ



ぞれ「レク」・「リハビリ」として日常的に用いられる言葉ですが、この二つを並べてみる



と興味深い論点が出てきそうです。







最後までお読みいただきありがとうございます。今回に文章は美穂の家沓谷、田邉が書きま



した。



 



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